大阪市のボイストレーニング~みなさまの声帯はどんな特徴をお持ちですか?

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大阪市のボイストレーニング~みなさまの声帯はどんな特徴をお持ちですか?

2020/06/23

大阪市のボイストレーニング~みなさまの声帯はどんな特徴をお持ちですか?

はじめに

声帯って何?場所はどこ?どんな役割?

このような疑問は、下記リンクの記事に記載しております。よろしければご参考になさってくださいね。

声帯の違いって?

みなさまのお顔が違うように、声帯も一人一人違うのです!

背が高い人、小柄な人、手が大きい人、小さい人、肉厚がしっかりしている人、肉厚が薄い人、骨や爪もですが形だったり、パッと見た時の目や鼻の形や大きさ、はたまた触った時の皮膚の質や固さ、筋肉の質の違い、見た目の違いや質感に一人一人個性があるように、声帯も一人一人違うのです。

 

だからこそ!皆と一緒じゃないことを大切に♪

声帯が一人一人違うということは、同じ発声法でレッスンやトレーニングをしたとしても、皆様がお持ちの声帯の質や使い方のクセや得手不得手により、伸びる場所の違いが出てきます。これが全てのみなさまの一人一人の個性に繋がるものになります。

この辺りはしっかりボイストレーナーに把握していただき、しっかり指導してもらい、あなただけのオンリーワンの声帯にしていきましょう。

そうすることで、唯一無二の楽器となることができますよ!

どんな声帯をお持ちですか?

それでは、みなさまの声帯が、どんな特徴をお持ちなのか、以下より調べてみましょう!

 

声帯の長さは?

声帯の長さの違いですが、まずは、

 

●男性⇒女性より長い

●女性⇒男性より短い

 

と、男女間で、大きな違いがあります。

男性の平均の声帯の長さは17ミリ前後、女性の平均の声帯の長さは14ミリ前後と言われております。

そして、この、長さが違うことで、どういった特徴になるかといいますと、

 

●声帯が長い方⇒低音が得意

●声帯が短い方⇒高音が得意

 

となります。

これ、実は身長と関係が深いのです。

赤ちゃんの鳴き声って、高い声のイメージがありませんか?

反対に、背が高い方の声って低い声のイメージがありませんか?

これは、一般的に、

 

●身体が小さい=全体のパーツが小さい

●背が高い=全体のパーツが大きい

 

となるため、声帯の大きさ(長さ)にも違いが出てきます。

また、動物でも、例えば身体の大きな印象の象やライオン、大型犬といった動物の鳴き声は低め(ファルセット除く)、そして小鳥や仔猫などの身体の小さな印象の動物の鳴き声は高めとなり、イコール、声帯の長さの違いになります。

 

 

声帯の厚さは?

次に、声帯の厚さが違うことで、どういった特徴になるかといいますと、

 

●声帯が薄い方

⇒音程の移行が得意、高い音が出やすい、といった特徴があります。太い声を出したい時や低い音を安定させたい時にはトレーニングが必要になることがあります。

●声帯が厚い方

⇒太い声が得意、低い音が出やすい、といった特徴があります。音程をなめらかに唄いたい時や高い音を出したい時にはトレーニングが必要になることがあります。

 

声帯は見えない場所なので、『私の声帯はどっち?薄いの?厚いの?』という方がいらっしゃるかもしれません。そのような疑問をお持ちになられた時は、上記の特徴より予測していただく、もしくは、どこかのボイストレーニングスクールに行かれている方、ボイトレをなさっている方は、ボイストレーナーや先生に教えてもらうのもいいですね。

 

 

声帯の質の固さは?

最後に、声帯の質が違うことで、どういった特徴になるかといいますと、

 

●声帯の質が柔らかめの方

⇒柔らかい声が得意になりやすいです。全体的に丸みや優しさのある声になるため、ウイスパーボイスや、柔らかめのミックスボイス、ファルセットなどが得意となりやすいです。

●声帯の質が固めの方

⇒固めの声になりやすいです。全体的に芯のある声になるため、ヘッドボイス~ホイッスルボイス、その中でも高音域のホイッスルボイス(※1)が得意となる方が多いです。

 

声帯の質の固さ=筋肉や靭帯の質となります。

(※1)この場合の高音域ですが、音でいいますとA6~C7域~以上のレベルの話で、MISIAさんやマライアキャリーさんが扱うような高音域のホイッスルボイスの話となります。ホイッスルボイスの低音域(C6~F6辺り)に関しましては、声帯に特に大きな問題がなければ、正しいボイストレーニングをされると、ほぼみなさま出すことができる音域ですので、ご安心ください。

尚、このホイッスルボイス高音域を出す場合は、声帯の質はもちろんのこと、体幹の使い方、発声法も特殊なものになってきますので、出せる素質をお持ちの方は、無理をして声帯を潰してしまわないように、ボイストレーナーに正しいトレーニングをしてもらい、音域も正しい使い方で伸ばされることをおすすめします。

自分の声帯を知ることの大切さ

どんな声帯の特徴をお持ちでしたか?

どうでしたか?みなさまの声帯はどんな特徴をお持ちでしたでしょうか?

パーソナルカラーや骨格に合わせた化粧方法やファッションがあるように、声帯もどんな特徴があるのか理解できると、自分の強みも分かるため、同じ発声をしていても、今までとは違う表現方法を知るきっかけになります。

例えば、

 

●男性・背が低め・声帯薄め・声帯柔らかめ、の特徴をお持ちの方

⇒高音域の歌を優しく甘い声で歌えそうです。また、音程の変化の多い曲や、ソウルミュージックでのフェイクやアドリブであるような、細かい音程の変化が入った歌も得意になりそうです。

●女性・背が高め・声帯厚め・声帯の固さ普通、の特徴をお持ちの方

⇒低音域が得意で、安定した声がでやすいので、バラードなどの丁寧で説得力のある歌を唄うと包んでくれそうな力強さが期待できます。また低音の安定を上手く利用することで、うねりのあるお声も操れますので、迫力ある歌唱も期待できます。

●女性・背が低め・声帯薄め・声帯固め、の特徴をお持ちの方

⇒高音が得意な条件が揃っている方になりますので、美しい音色で歌を奏でてくれます。またホイッスルボイスもしっかり操れるようになるので、インパクトのある歌を聞かせてくれることが期待できます。

 

このように、特徴を理解することで、どんな声が得意なのかも分かるようになりますね。

なので、どう得意を伸ばせばいいのか、また、現在の苦手部分のフォローすべきことも明確になってきますので、歌唱力アップにもしっかり繋げることができます。

みなさまの声帯、どんな特徴をお持ちなのかを知って、是非カラオケやライブで沢山活かしてみてくださいね。