ボイストレーニング~歌を唄う時には姿勢も意識しましょう!

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ボイストレーニング~歌を唄う時には姿勢も意識しましょう!

2020/01/24

ボイストレーニング~歌を唄う時には姿勢も意識しましょう!

姿勢も大切なボイストレーニング!

姿勢の大切さ

姿勢が綺麗ですと、華やかさや美しさ、堂々として見える、といった目からの情報はもちろんですが、カラオケで唄う時、ボイストレーニングでの発声時にも姿勢を整えていくことで、無理な力が抜け、リラックスした美しい声が出やすくなります。

 

まずは正しい姿勢と間違った姿勢の違いを知りましょう

下図の①は正しい姿勢、②・③は間違った姿勢になります。

どちらの姿勢になりがち?

姿勢が悪いとどうなるの?

姿勢が悪いと、呼吸が浅くなりやすく、息も続きにくくなるので、喉声になりやすかったり、長い時間歌ったりが苦手、といった原因となります。
また、歌や声だけでなく、健康面でも肩こりや頭痛、腰痛、内臓も圧迫してしまうので胃の調子が悪くなったり、体幹も緩むので腸の動きが落ち、便秘や代謝面の低下、浮腫みやだるさ・・・といった不具合に繋がることにもなります。

姿勢が悪い方の殆どが②か③ですので、まずはどちらに該当するかチェックしてみましょう!

 

それではチェック!

②に該当される方

こちらは猫背姿勢となります。
背中が丸まり、顎が前に出る姿勢になりますので、ストレートネックになりやすく、首の痛み~肩の痛みが出やすく、また、みぞおちがくの字になり内臓を潰してしまうため、胃は固くなりやすく、内臓が下に落ちやすくなる姿勢となります。

③に該当される方
こちらは反り腰姿勢になります。
良い姿勢、と間違えて覚えてしまった方に多い姿勢になります。
モデルポーズやダンスでの振り付けで使われる姿勢の一つにもなりますが、一瞬~数分位でしたらまだ許容範囲ですが(それでもケアが必要になることも多々あります)、これが日常となりますと、背中から腰の筋肉が反った状態=緊張が続いておりますので、血液循環が悪くなり、背中側の筋肉が固くなりやすくなります。
これにより、首筋も緊張状態になりやすいため、首筋が凝っている方が多いですね。

よって、②の場合も③の場合も、体幹や声帯付近の筋肉に余計な負担がかかってしまうため、結果、良い声は出にくくなります。

では正しい姿勢とは?

①頭頂部-耳-肩-腰-膝-土踏まず、が一直線になります
これにより、体重が真下へストンと落ちますので、余計な筋肉の緊張が必要なくなります。
この姿勢になることで、腹式呼吸をする時にも筋肉が綺麗に作用しますので、呼吸の安定~声の安定へと繋がります。
よって、⇒腹式呼吸で得れる効果もより期待できるようになります。
また、日々続けていただくことで、

【姿勢を安定させる=体幹を正しく使える状態】となりますので、健康面での効果も沢山期待できますよ。

正しい姿勢を覚えましょう!

正しい姿勢の覚え方

壁に寄りかかるように、胴体~頭をくっつけます

1. 足を壁から離し(空気椅子のような恰好ですが膝は曲げなくてもOK)、先ずは腰(仙骨:骨盤中央)を壁にぺったり付けましょう

2. 次に肩甲骨を壁に付けます

 ※1~2の際に、腰が大きく反れそうな時は足を更に壁から離してみてください。

3. 顎を引いて、後頭部(首の後ろのくぼみを意識)を壁に付けます

4. このペッタリ感をキープのまま脱力しましょう

5. 現在の姿勢に慣れてきたら、足を少し手前に戻し、4.の作業に入ります

 ※腰が反れて大きな空間が出来そうな場合は、足を壁から離してキープ可能な所で慣れてください

 

記載は起立状態での方法になりますが、これを寝ころんだ状態で、膝を立てて、床に腰(仙骨)から~首(くぼみ)、の方法でも問題ありません。

※腰の筋肉を使いますので、腰痛を感じた時は無理をせず、ボイストレーナーや筋肉のプロにご相談ください

正しい姿勢を覚えたら

どんな変化が期待できる?

以下のような変化を感じやすくなります。

 

 ●声がリラックス~響く声になります。

 ●体幹が安定し、芯のある声が出てきます。

 ●堂々として見えるので芯のある人~印象になります。

 ●真っすぐな姿勢=スッキリしますので、細く見えます。

 ●無理な力が抜けますので代謝が上がり、健康的になります。

 

綺麗な姿勢で、ワンランク上の美声、そして美人度に健康度アップも目指して、是非頑張ってみてください!